「かわさき民話を愛する会」のあゆみ
- 心一 萩坂
- 7月8日
- 読了時間: 5分
更新日:3 日前
2018年、藤嶋とみ子と萩坂心一が出会い、藤嶋は日本舞踊で、心一は朗読で、ともに「鬼げ橋」を披露しました。同席していた方たちから、「これで終わらせるのは勿体ない」という声が上がり、半年間の話し合いを経て、「かわさき民話を愛する会」が正式に発足しました。
会長は萩坂心一、副会長は藤嶋とみ子、役員は山田知子、田口ひろ子、田中正芳でスタートし、翌年からイベントを企画するようになりました。なお、その後、山本三智子と廣井瑠璃子が役員になっています。
以下、本会のこれまでの取り組みをご紹介します。
第1回 2019年12月1日(日)市立川崎中学校視聴覚室 (100名以上の参加)
川崎の民話を広め、語り継ぐ集い
・会場校挨拶 山本篤(川崎中学校校長)
・日舞扇乃会の子どもたち『せなかの赤いかに』
・川崎セブンスター『寺を守った亀』*梅本誠さんのお話
・「萩坂昇さんの思い出」(鼎談) 近藤系子(長女)×山﨑直(次女)×藤嶋とみ子
・おと絵がたり『神地とおばけ寺』『たぬきの火の用心』*加藤妙子さんのお話
・日舞扇乃会 花柳錦右『鬼げ橋』
・友人代表 藤嶋昭(東京理科大学栄誉教授)「昇さんの民話の魅力」
第2回 2020年11月1(日)と29日(日) ゆめホール (両日とも約30名の参加)
11/1 山本篤先生の講演①「発見! 面白い! こんなに身近に川崎市の歴史~昔話は単なる
作り話ではなかった~『権六谷戸のもろこし』」
Ashさんの琵琶の弾き語り『不知火の松』
11/29 山本篤先生の講演②「発見! 面白い! こんなに身近に川崎市の歴史~昔話は単な
る作り話ではなかった~『ようさんのはじめ』」
日舞扇乃会『鬼の踊り』『たぬきの火の用心』『鬼げ橋』
川崎セブンスター民話朗読劇『かっぱの平六』『大山の天狗の将棋』
第3回 2021年11月3日(水・祝)と21日(日) (両日とも約25名の参加)
民話のルーツと歴史を探る ~川崎市高津区・宮前区のゆかりの地を訪ねる~
【Aコース】11月3日(水・祝)『権六谷戸のもろこし』 *ガイドは 山本篤さん
集合 JR南武線「武蔵新城駅」改札集合、午後1時スタート。
路線バスで「子母口」へ(バス代各自負担)、そこからは徒歩で移動。
子母口貝塚→橘樹神社→富士見台古墳→橘樹官衙遺跡群→影向寺→権六谷戸
【Bコース】11月21日(日)『ようさんのはじめ』*ガイドは 山本篤さんと大泉雄彦さん
集合 東急田園都市線「梶ヶ谷駅」改札集合、午後1時スタート、徒歩で移動。
西福寺古墳→馬絹神社・馬絹古墳→お化け灯籠(川崎市青少年の家)
第4回 2022年11月6日(日)と13日(日) (両日とも約25名の参加)
民話のルーツと歴史を探る ~川崎市中原区・川崎区のゆかりの地を訪ねる~
【Aコース】11月6日(日)『鬼げ橋』・アミガサ事件 *ガイドは 織戸さんと長谷川さん
集合 JR南武線「平間駅」改札、午後1時スタート、徒歩で移動。
銚子塚→鬼げ橋跡地→中丸子神明神社→有吉堤記念碑→藤嶋宅(休憩&交流)→八幡大神
【Bコース】11月13日(日)『せなかの赤いかに』他 *ガイドは 中村さんと松本さん
集合 京浜急行大師線「港町駅」改札、午後1時スタート、徒歩で移動。
川崎の歴史に関係する場所を訪ね、医王寺へ、境内の見学、住職のお話、
『せなかの赤いかに』『しおどけ地蔵』の朗読、「溝口水騒動」などについて学ぶ。
一度解散し、希望者は、川崎大師平間寺へ移動、途中「味の素」や若宮八幡宮に寄り、
平間寺境内を散策。「大師駅」にて解散。
第5回 2023年10月28日(土)と11月11日(土) (両日とも約40~50名の参加)
10月28日(土)ゆめホール1階
萩坂昇作品の上演 〈琵琶弾き語り〉Ash『せなかの赤いかに』
〈日本舞踊〉花柳右学・花柳右寿光『稲毛三郎と綾子姫』・『鬼げ橋』
〈民話劇〉川崎セブンスター『かっぱの平六』克紫・鳩山・萩坂・じゅんじゅん(オカリナ)
〈大型めくり絵〉おはなしパン『てんぐのしょうぎ』
11月11日(土)ゆめホール2階会議室
川崎の民話と萩坂昇を語る 当日の参加者が各自の思いをたっぷり語り合いました。
途中、昇さんの音声テープを聴いたり、渡部康夫さんの紙芝居や「おはなしパン」さんの
大型めくり絵(小倉の玉手箱)を上演したり、とても愉しいひと時を過ごしました。
第6回 2024年9月16日(月・祝) 中原市民館 後援…川崎市・川崎市教育委員会
萩坂昇生誕百年【語りつごう! かわさきのむかし話】 (約230名の参加)
*この「活動報告」の別項目で、9/16の集いの様子を配信した動画が観られます。
11時~13時 二階視聴覚室の企画
◎昔話の紙芝居 「いぬくら子ども文庫」渡部康夫
◎昔話の語り 「昔ばなしを語ろう会・かわさき」
◎昔話の大型めくり絵 「おはなしパン・平間小学校図書ボランティア」
【タイムテーブル】 ①も②も、取り上げる作品は全て違って、お楽しみいただいた。
11時~ 紙芝居① 11時20分~ 語り① 11時40分~ 大型めくり絵①
12時~ 紙芝居② 12時20分~ 語り② 12時40分~ 大型めくり絵②
*同じ部屋に、民話・昔話を題材にした児童・生徒たちの「絵」や「作文」、川崎の民
話や昔話の本、写真、新聞記事、資料などが展示しました。13時以降の休憩時間に
は、萩坂昇さんの音声テープなども流しました。
14時~17時 二階ホールの企画 司会…廣井瑠璃子
14時00分 ◎萩坂昇作品の上演
日舞扇乃会民話長唄三題 原作・萩坂昇、作詞作曲・杵屋佐之忠、構成振付・花柳錦右
「たぬきの火の用心」花柳錦佳、「鬼げ橋」花柳右寿光、「稲毛三郎と綾子姫」花柳右学
挨拶…藤島とみ子
川崎セブンスター「かっぱの平六」鳩山幸子、牧野克己、じゅんじゅん、萩坂心一
挨拶…牧野克己
14時45分 ◎講演「萩坂昇さんの民話の特徴」渡辺賢二(元法政二高教諭・昇さん
の友人)
15時30分 ◎パネルディスカッション 「萩坂昇さんの思い出」
パネラー…しろたにまもる(腹話術師・昇さんの友人)、近藤系子(昇さんの長女)、
山﨑直(昇さんの次女)
進行…萩坂心一(昇さんの甥)
特別発言…ふじたあさや(劇団わが町芸術監督)、北野嘉信(北野書店社長)
会場参加者からの発言も多数あり、昇さんの人柄や生き様が浮き彫りになりました。
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